bakaid: 200909241
やっぱり、『コードをどう書くか』っていうことにまで 踏み込んで議論できないと、なかなか品質は上がらない んじゃないか。 まぁ、ズバリいっちゃうと、コードを読めない人間が 品質管理なるものをやってもサルマネにしかならないん じゃないか。 バグの量の統計を取って『バグを減らしましょう』って いうのも、まぁ、管理のひとつではある。でも、『じゃあ、 どうやって減らすのよ?』っていう問いに具体的に答えを 出せないといけない。 ここでいってる『具体的な答え』っていうのは、『自動 テストをやりましょう』とか、そういう話じゃない。 そういう教育とか啓蒙とかの話じゃない。 もっと、具体的に、まさにバグの起きたコードをどう 書けば改善できるのかっていうことを指摘できないと いけないっていう話。システム全体の設計を踏まえた 上での改善策を提案できないといけないっていうこと。 改善策っていうのはひとつじゃない。作り直しから ツギハギまで幅があるほうがフツウだ。そうした幅の 中で、納期や将来的なコスト、さらには開発要員の 実力といったものを考慮して最善なものを選ぶ。あるいは、 いくつか改善策を選んで議論する。そういうことをやれる 人でないと、なかなか品質管理を品質向上に結びつける ことはできないんじゃないか。
Copyright © 1905 tko at jitu.org