bakaid: 20090910
「コードを読む」といった場合、空白も読まなきゃ いけない。 「コードを読んだ」というのは、そのコードを自分で いじるときに、そのコードのフォーマッティングに 合わせて新しいコードを書き足せるということ。 int main(int argc, char *argv[]) { if (argc > 1) puts(argv[1]); return 0; } こういう「標準的な」フォーマットで書かれているにも かかわらず: int main(int argc, char **argv) { if( argc>1 ) puts (argv[1]); return 0; } みたいなフォーマッティングで新しいコードを書き足しちゃ いけないということ。 「空白を読む」というのは、文字どおり、空白を読む ということ。それがスペースなのかタブなのかを読み 取らなきゃいけない。 -- こういうことを「くだらないこと」という人もいるよう だけど。そんなわけがない。ビジネス文書で乱れた フォーマッティングで書けば叱責されるのは当たり前。 読む人に配慮するのはビジネスなら当たり前の話。 -- 「コードを読む」といった場合は、設計についても 読み取らなきゃいけない。責任がどう分配れているか ということを見なきゃいけない。 責任の分配に無頓着だと、極端な話、グローバル変数を 使うとか、そういう話になる。 OOPLならば、そのオブジェクトの所有者は誰か、その オブジェクトの寿命はどうなっているのか、スーパー クラスは誰か、そういうったことを知るということが、 責任の分配を見るということ。
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