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bakaid: 200801181

大前提として、機械でできることは機械にやらせないと
ダメですよね。で、機械にできることを増やすのが自分
らの仕事なわけです。そこにagileと他のやり方とで違いは
ない。

その話とワーキングプアとかは全然関係ない。そのせいで
誰かがリストラされようがしょうがない。それがテクノロジー
ってもんだから。それがイヤなら、最初っから技術者なんか
やんなきゃいい。

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1つは、工場というものをどう捉えるかという問題があり
ますよね。

工場を知的な生産の場と捉えることもできる。工場を建てる
ところからはじめて、ラインが流れて、プロセスをカイゼン
していくという。そういう全体的な捉え方なら、工場も
知的な生産の場ということになる。

でも、一方で、期間工が秒単位で管理されて単純作業を
するというような見方をする人も、世間的には少なくない。
そう捉えちゃうと、工場を知的な生産の場と見なすことは
できない。

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こういう捉え方の違いが、メタファーの恐いところなわけで。

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A5%E5%A0%B4%E5%88%B6%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E5%B7%A5%E6%A5%AD

これなんかを読んでも、ソフトウェア開発が、家内制
手工業からはじまり工場制機械工業に至る工業の歴史的
分類のどこに当てはまるかとなると判断が難しいわけ
ですよね。

マニュファクチュアあたりが近いかなとは思うんです
けど、『技術水準は前近代的なものにとどまる』なんて
ことはないわけで。たとえば計算能力にしても、ツール
にしても、『前近代的』なんていう段階はすでに抜け出し
てるといっていいでしょう。もちろん、こればっかりは
歴史しか証明できないことですけど。

それと、よくいわれることですけど、ソフトウェアは、
開発さえできれば、あとはほぼタダで再生産ができる。
ソフトウェアそのもののコピーも廉価だし、ソフト
ウェアを使い続けたらすり減るといったこともない。
そういう点では、工場制機械工業に近い。

あるいは、家内制手工業に近いところもある。だって、
生産に必要な『資本』って、基本的にはPC1つで足りちゃう
から。もちろん、サーバ・ファームとか、そういう『資本』
を必要とすることはあるんだけど。でも、それでも、工業
なんかに比べると、資本にかかる費用はビックリするほど
低い。

で、今のソフトウェア開発を、工業の歴史になぞらえて、
せいぜいマニュファクチュアだと思ってる人は、これから
工場制機械工業に移らなきゃいけないと思ってるわけです。

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で、自分は、ソフトウェア開発を、知的労働の先鋭化
された存在だと思ってるわけです。だから、他の産業を
メタファーに用いることに危険を感じるんです。もちろん、
他の産業のいいところを取り入れる姿勢は大切ですけど。

本家Permlink

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