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bakaid: 20050913

会長が『買え!』というので『ウェブDBプレス』を買いました。

肝心の会長の記事はまだ読んでないんですが へっへ。でも、いろんな意味で
面白い雑誌になってますね。

もちろん皮肉です。

まず特集から噛みつきましょう。

そもそも再利用に焦点を当てること自体、『イマドキやるかぁ?』といった観
があります。再利用ということであれば、今の先端の1つであるDSLによるメタ
フレームワークといったものを取り上げないと新鮮味がありません。というか、
自分が今一番読みたいのがそれなわけで。

あと、再利用特集の中身ですけど、これ、重量級ですよね? 『再利用に必要
なコストを慎重に見積もる』とか怪しいフレーズが満載です。そんなもんでき
たら苦労しません。著作権の問題を指摘したりと、まるっきり価値がないとは
いいませんけど。

極めつけは『真のコピー&ペースト』というコラム。ここまでやるならツール
なりプラグインなり作りましょう。中途半端に人間にやらせるべきではありま
せん。

一番の疑問は、この再利用特集がDIを念頭に置いていることです。

何度も書いてますけど、DIというのはagileから生まれたものです。DIの一番
のメリットはユニット・テストがしやすくなること。モック・オブジェクトと
かを使ったテストですよね。このテストを重視する開発の進め方っていうのは、
いうまでもなくagileの特徴の1つなわけです。

ユニット・テストを重視するとコードをバリバリ書かなくてはならなくなりま
す。とても重量級のようなプロセスではやってられなくなります。つまり、DI
と重量級という組み合わせ自体、喰い合わせが悪いっていうか、矛盾を孕んで
いるわけですよ。

DIを単なるアーキテクチャと見なしているのかもしれませんけど、そんなんで
いいわけないでしょ。そんなんだからRailsに出し抜かれるんです。Railsはアー
キテクチャというよりもagileの考え方の実現といったほうがいいわけでしょ。
だから、アーキテクチャの背景にあるもんを無視しちゃダメなんです。まぁ、
これは会長の受け売りですけど。

こうした矛盾は雑誌全体にも見られます。もちろんRailsの特集があること自
体、重量級を前提とした特集記事と矛盾しているわけですし、『イマドキの
Javaチーム開発環境』なんかもagile寄りな記事です (読んでないけど)。

え? 『絵夢のプロマネノート』にも触れないといけないですか? あれは重量
級といえば重量級ですけど、どっちかっていうと古典的手法。イマドキ、プロ
マネが要件定義の主導権握ったりなんかしたら絶対失敗しますよ。技術者でも
ない人間が要件定義できるほど今のシステムは単純じゃありません。

そんなわけで、良くいえば幅がある、悪くいえば統一感のない雑誌に仕上がっ
てますね。自分としては統一感のない雑誌にしか見えませんけど。

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どうも、なんていうんですかね、咳さんは『プチ重量級』と呼ばれていますけ
ど、そういう勢力の台頭を感じさせますね。重量級やってた連中がagileにほ
だされてちょっと軽めのものに手を出し始めたって感じ?

重量級が保守なら、この新しい勢力は新しい保守、つまりはネオコンですよ、
ネオコン へっへ。まぁ、本物のネオコンと違って、こっちは日和見ですけど
ね。

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http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20050913/mng_____kakushin000.shtml

『民主党が抵抗勢力』っていうのは的を射ていると。もっと過激な方向に民主
党は行くべきだったのかなぁとボンヤリ思ってました。小泉がハードランディ
ングで、民主党はソフトランディングって感じでしたもんね。まぁ、それだけ
郵政を含めたお役所に対する不満が溜まってたってことなんでしょうか。

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